藤谷治
( ふじたに・おさむ )藤谷 治(ふじたに・おさむ):1963年生まれ。小説家。日本大学藝術学部映画学科卒業。『いつか棺桶はやってくる』で三島由紀夫賞候補、『船に乗れ!』で2010年本屋大賞第7位。『世界でいちばん美しい』で織田作之助賞受賞。ほかに『小説は君のためにある』『小説にできること』『睦家四姉妹図』『燃えよ、あんず』『ニコデモ』などがある。
loading...
グルメに古跡めぐり、ハイキングやサーフィンと多彩な楽しみを提供する人気の観光地・鎌倉。誰をも魅了するこの町は、鎌倉文士という言葉があるように、日本文学にとってもまた特別な場所だ。本書では、鎌倉とは何か、なぜ鎌倉であるのかを問いにして、編者が14作品を選び編む。源実朝から正岡子規、小津安二郎、川端康成、小川糸まで。ガイドブックで触れることのできない鎌倉を、あなたの掌に。
カバー装画 田口実千代
カバーデザイン 六月
序
金槐和歌集 源実朝
鎌倉一見の記 正岡子規
星あかり 泉鏡花
道 高浜虚子
この夏 宮本百合子
滑川畔にて 嘉村礒多
晩春 監督/脚色・小津安二郎 脚色・野田高梧/原作・広津和郎
無言 川端康成
薪能 立原正秋
日常片々 永井龍男
『ぼくの鎌倉散歩』より 田村隆一
橋 黒川創
『ツバキ文具店』より「夏」 小川糸
現代語訳 太平記巻十(抄)
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。