フリードリヒ・グルダ
( ふりーどりひ・ぐるだ )フリードリヒ・グルダ(Friedrich Gulda):1930-2000年。ウィーン出身の20世紀を代表する大ピアニスト・作曲家。バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンなど、クラシックの名盤を数多く残したが、クラシックにとどまらず、ジャズや即興演奏でも名声を博した。
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1,210
円978-4-480-51173-7
0173
-35-1
2023/03/09
文庫判
224
頁「どの瞬間においてもそれが命がけであるかのように弾かなくちゃいけない」「モーツァルトはテクニックの点ではごくわずかな例外をのぞいてむずかしくはない。むずかしいのは解釈なんだ」「グールドの《イタリア協奏曲》はヘタだしまったく間違っている」「批評家のお歴々が言う現代音楽は?現代?でもなく?音楽?でもない」──。クラシックの枠にとどまらず、さまざまなジャンルの音楽を分け隔てなく愛し、聴衆を楽しませることに心血を注いだ自由自在の巨匠ピアニスト、グルダ。自らの演奏や同時代の演奏家・批評家、愛弟子アルゲリッチ、ピアノメーカーの音色の違い等、歯に衣着せず、縦横無尽に語る!
1 異端の肖像―「異端」とはマトモと読む
2 グルダという「ジャンル」―俺はいつもグルダを弾く
3 “間奏曲”―それ以前のグルダ
4 ジャズからの飛翔―無規範をプリンシプルとして
5 ウィーンの伝統と病―俺はウィーンの自殺者のひとりにはなりたくない
6 “女性たちとの組曲”―すべては女のためである
7 “革命”―七十年代への前奏曲
8 “変容”―八十年代での新たなる「肯定」
9 エピローグ―もうやめにしようか
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