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ちくまプリマー新書

生きものとは何か

——世界と自分を知るための生物学

定価

1,045

(10%税込)
ISBN

978-4-480-68344-1

Cコード

0245

整理番号

319

2019/02/05

判型

新書判

ページ数

320

解説

内容紹介

自分を知るには、まず生きもののことを理解しておく必要がある。生きものの形や時間にはどのような特徴があるのだろう?何のために生きているのだろう?生きものの本質を明らかにする冒険的な試み。

目次

第1章 生物という呼び名
第2章 生物は続くもの
第3章 種と生物の分類
第4章 生物学には「なぜ?」がある
第5章 生物の形
第6章 円柱形の進化
第7章 動物の時間
第8章 時間とエネルギー
第9章 生物のデザインからみた現代文明

著作者プロフィール

本川達雄

( もとかわ・たつお )

1948年仙台生まれ。東京大学理学部生物学科卒業。東京大学助手、琉球大学助教授、デューク大学客員助教授を経て、1991年から2014年まで東京工業大学大学院生命理工学研究科教授。東京工業大学名誉教授。理学博士。専攻は動物生理学。著書に『ゾウの時間 ネズミの時間』『生物多様性』『人間にとって寿命とはなにか』『ウニはすごい バッタもすごい』など。

この本への感想

理系でも生物好きでもないのに「生きものとしての人間ってなんだろう?」という疑問だけから手に取った本でした。すごい本。目からうろこ。還暦を迎えたタイミングでこの本に出会えて本当によかった。
著者の本川さんは「遺書のつもりで書いた」とあとがきに書いておられる。その気迫が伝わります。私は大学で哲学を専攻し、長く高校で教えてきました。クリスチャンです。生物学の視点からの哲学がとても新鮮で、かつストンと胸に落ちました。高校で教えられる理科は私には面白くなかったけれど、この本はすごく面白かった。クリスチャンでありながら、キリスト教の直線的時間理解と人間中心主義に疑問を持っていましたが、この本から大いに考えるヒントを与えられました。この本のおかげで残りの人生の味わいが増しそうです。

ミユキ

さん
update: 2021/02/28

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