笙野頼子
( しょうの・よりこ )1956年三重県生まれ。81年「極楽」で群像新人賞受賞しデビュー。野間文芸新人賞、三島賞、芥川賞、泉鏡花賞などを受賞。作品だけではなく、果敢な論争でも知られている。
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その名前はろむる、水晶の髪、昆虫の翼、種族名、ヒトトンボ、天人星、夏王子、とも書く。性質は非情、楽器を鳴らす。その卵はフェリーにより、千葉に運ばれた、人の記憶に入り込み、「ともに暮らす」。彼との別れに関する警告と注意。世界と対峙する内面の静かな朝…悲しみを超克する水晶の覚醒。
おはよう、水晶
ふたつの贈り物
失われた記憶
夏王子の翼
記憶の埋め水晶
ヴァーチャル・ドクター
ヴァーチャル・ナイト
日記の霧、削除の虹
シンギング・レーザー
生命のない宇宙〔ほか〕
12月18日発売の笙野頼子・著「おはよう、水晶——おやすみ、水晶」の本文の中に、1行脱落がありました。
297頁3行目と4行目の間に次の1行が太文字で入ります。
五十六億七千万年の転生を経て……。
著者・読者の皆様にお詫びするとともに訂正いたします。
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