岩城けい
( いわき・けい )大阪生まれ。大学卒業後、単身渡豪。社内業務翻訳業経験ののち、結婚。在豪二十年。『さようなら、オレンジ』で2013年、第29回太宰治賞を受賞しデビュー。同作で、第150回芥川賞候補・第8回大江健三郎賞受賞・2014年本屋大賞4位。他に著書『Masato』(集英社、2015年)がある。
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オーストラリアの田舎町に流れてきたアフリカ難民サリマは、夫に逃げられ、精肉作業場で働きつつ二人の息子を育てている。母語の読み書きすらままならない彼女は、職業訓練学校で英語を学びはじめる。そこには、自分の夢をなかばあきらめ夫について渡豪した日本人女性「ハリネズミ」との出会いが待っていた。第29回太宰治賞受賞作。
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