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定価

1,980

(10%税込)
ISBN

978-4-480-81498-2

Cコード

0095

整理番号

2008/11/25

判型

四六判

ページ数

336

解説

内容紹介

日本に「よきもの」をもたらす、この柔軟な知性。注目の対談集。

目次

くだらないことに命懸けるところあるんですよね。
うっかりするとね、「美しい」の上に「とても幸福だ」があるんですよ。それはあえてやってる。
メルロ・ポンティは知らないけど、カルロ・ポンティなら知ってる。
議論とか論争がわかんないんですよ。闘犬や闘牛をはたで見てるようなもんじゃないかっていう…。
「本を読むときに眼鏡をかけると、なんかインテリになったみたいな気がして」「先生、それ中学生ですよ(笑)」
「あっ、君の中にすばらしい“バカ”があるね」と言って、ピンとくる人ってどれだけいる?
人間の話は全部講談だから、講談が扱ってないことに関して、日本人は何も知らないんですよ。
光源氏がセクハラ親父になって孤立していくあたりが、すごく哀しくてね…。
竹垣の向こうに人が住んでるから、秋になると秋刀魚をくれるんですよ。
ちゃんとした紹介が、最大の批評だと思うんです。
アメリカの不幸は土地の神様がいないこと。ジャパニーズ・ホラーで「祟りなす神」まで輸入している。

著作者プロフィール

橋本治

( はしもと・おさむ )

1948年東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。小説、戯曲、舞台演出、評論、古典の現代語訳ほか、ジャンルを越えて活躍。著書に『桃尻娘』(小説現代新人賞佳作)、『宗教なんかこわくない!』(新潮学芸賞)、『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』(小林秀雄賞)、『蝶のゆくえ』(柴田錬三郎賞)、『双調平家物語』(毎日出版文化賞)、『窯変源氏物語』、『巡礼』、『リア家の人々』、『BAcBAHその他』『あなたの苦手な彼女について』『人はなぜ「美しい」がわかるのか』『ちゃんと話すための敬語の本』他多数。

内田樹

( うちだ・たつる )

1950年東京生まれ。東京大学文学部仏文科卒。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。神戸女学院大学文学部教授を経て同大学名誉教授。専門はフランス現代思想、映画論、武道論。多田塾甲南合気会を主宰する武道家。『私家版・ユダヤ文化論』で小林秀雄賞、『日本辺境論』で新書大賞2010受賞。第3回伊丹十三賞受賞。著書に『先生はえらい』『武道的思考』、共著に『大人は愉しい』他多数。

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