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単行本

文学の極意は怪談である

——文豪怪談の世界

定価

1,980

(10%税込)
ISBN

978-4-480-82373-1

Cコード

0091

整理番号

2012/03/15

判型

四六判

ページ数

256

解説

内容紹介

文豪はなぜ、怪異に惹かれるのか。漱石・鴎外から川端・三島まで。日本近現代文学史の知られざる側面を解き明かす。

目次

佐藤春夫と稲垣足穂―本物の化物屋敷に暮らす
川端康成―心霊と性愛に憑かれたまま
三島由紀夫―幽明の境界を超えゆかん
幸田露伴―白鳥の歌たる怪を語りて
夏目漱石―夢文学の系譜、ここに始まる
森鴎外―抑圧の窮み、妖異は沁み出す
柳田國男―怪談の真贋を鑑定する
泉鏡花―不思議を書いて凄く思わせる
小山内薫―霊と妖魁の世界を確信して
芥川龍之介―怖くなければ怪談に非ず
小川未明―北の漂泊者に魅入られて
室生犀星―幻のふるさとを焦がれ求めて
折口信夫―呪術師のごとく追いすがる
太宰治―一千の怪談を覚えて居る
吉屋信子―女怪幻想の呪縛を放れて

著作者プロフィール

東雅夫

( ひがし・まさお )

1958年、神奈川県生まれ。アンソロジスト、文芸評論家。「幻想文学」「幽」編集長を歴任。ちくま文庫「文豪怪談傑作選」シリーズはじめ編纂・監修書多数。著書に『遠野物語と怪談の時代』(日本推理作家協会賞受賞)『百物語の怪談史』『文豪たちの怪談ライブ』、編纂書に「ゴシック文学入門」「ゴシック文学神髄」「文豪ノ怪談ジュニア・セレクション」「平成怪奇小説傑作集」「赤江瀑アラベスク」の各シリーズ、監修書に「怪談えほん」シリーズなどがある。

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