伊藤俊治
( いとう・としはる )1953年生まれ。美術史家/美術評論家。現在、東京藝術大学美術学部先端芸術表現科教授。著書に『ジオラマ論』『20世紀写真史』など多数ある。
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今世紀初頭から80年代のもっとも新しい作家と作品まで、20世紀の写真の歴史を、時代感情の襞を深く精緻にたどり、メディア環境の変容をあわせて論じる。
1 都市と時間の象徴―変わりゆく時空認識1890→1910
2 機械神の幻影―“光の死”とその後の展開1910→1930
3 デザインされるイコン―機能する写真の新しい均衡1925→1945
4 揺れ動く記録―「主観」と「現実」への眼差し1945→1960
5 他者のフィギュア―人間と環境のはざまに1960→1970
6 メディアと死の位相―終末の様々なヴィジョン1970→1985
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