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単行本

マネの絵画

マネが絵画史にもたらしたものとは何か― 幻の講演の記録が、いま初めて明らかになる。

フーコーはマネに関する書物を準備し、四回の講演を行った。美術史にマネがもたらしたものを読み解いた幻の講演が今よみがえる。2001年のシンポジウムを併収。

定価

3,850

(10%税込)
ISBN

978-4-480-87354-5

Cコード

0010

整理番号

2006/12/07

判型

A5判

ページ数

272

解説

内容紹介

20世紀最大の思想家ミシェル・フーコーは、『黒と色彩』と題するマネに関する著作を準備し、おびただしい量のメモをとり、「マネの絵画」という4回の講演が行われた。19世紀美術史にマネがもたらした絵画表象のテクニックとモードの変革を捉え、マネの13枚の絵にそってスリリングな読解を試みた、伝説的な講演のオリジナル録音完全版の発見をもとに、その講演の記録を収める。さらにそれをめぐって2001年秋に行われたシンポジウム「ミシェル・フーコー、ひとつのまなざし」を併収する。

目次

第1部 マネの絵画(マネの絵画)
第2部 ミシェル・フーコー、ひとつのまなざし(チュニジアのフーコー
マネ、あるいは鑑賞者の戸惑い
表/裏、あるいは運動状態の鑑賞者
「ああ、マネね…」―マネはどのように『フォリー・ベルジェールのバー』を組み立てたか
フーコーのモダニズム
美学における言説形成
美術とおしゃべりな視線
イメージの権利)

著作者プロフィール

ミシェル・フーコー

( ふーこー,みしぇる )

1926年フランス・ポワティエ生まれ。高等師範学校で哲学を専攻、ヨーロッパ各国の病院・研究所で精神医学を研究する。1969年よりコレージュ・ド・フランス教授。1984年没。主著に『精神疾患とパーソナリティ』『狂気の歴史』『臨床医学の誕生』『言葉と物』『知の考古学』『監視と処罰』『性の歴史』がある。

阿部崇

( あべ・たかし )

1974年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程を単位所得退学。パリ第十大学で博士号(哲学)取得。専攻、フランス文学・現代思想。現在、青山学院大学教授。

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