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教科書関連

ちくま小説選

——高校生のための近現代文学エッセンス

小説とは世界の縮図であり、 時代の鏡である。

日本近代文学の名篇から現代文学の先鋭的な作品まで、高校生のうちに読んでおきたい小説を幅広く収録したアンソロジー。脚問・手引き、別冊解説集付き。

定価

1,100

(10%税込)
ISBN

978-4-480-91727-0

Cコード

7093

整理番号

2013/10/03

判型

A5判

ページ数

224

解説

内容紹介

小説とは世界の縮図であり、時代の鏡である。近代文学の古典的な名作から、現代の先鋭的な短編小説まで、バラエティに富んだ22編を収録。高校生のための小説アンソロジー決定版!

目次

第1章 日常のほころび(ミケーネ(いしいしんじ)
ピアノ(芥川龍之介)
わかれ道(樋口一葉)
最近のある日(マルケス,G・ガルシア)
件(内田百閒)
怒りの大気に冷たい嬰児が立ちあがって(大江健三郎))
第2章 気がかりな痕跡(指(津島佑子)
普請中(森鴎外)
七話集(稲垣足穂)
秘密(谷崎潤一郎)
さよならクリストファー・ロビン(高橋源一郎)
弓浦市(川端康成))
第3章 湧きあがる想い(歌のふるさと(円地文子)
絞首刑(G.オーウェル)
それから(夏目漱石)
ボトルシップを燃やす(堀江敏幸)
歩行(尾崎翠))
第4章 飛翔する言葉(ブラックボックス(津村記久子)
新釈諸国噺 裸川(太宰治)
海と夕焼(三島由紀夫)
どんなご縁で(耕治人)
一言主の神(町田康))

著作者プロフィール

紅野謙介

( こうの・けんすけ )

1956年東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程中退。麻布高等学校教諭を経て、現在、日本大学文理学部教授、学部長。専攻は日本近代文学。メディア環境や多様な文化の広がりの中で文学を捉える試みを続けている。著書に『国語教育の危機』(ちくま新書)、『書物の近代』(ちくま学芸文庫)、『投機としての文学』(新曜社)、『検閲と文学』(河出ブックス)、『物語岩波百年史(1)「教養」の誕生』(岩波書店)、共編『ちくま小説選』『ちくま小説入門』(筑摩書房)、『日本近代短篇小説選』(岩波文庫)他多数。筑摩書房高等学校用国語教科書編集委員。

清水良典

( しみず・よしのり )

1954年、奈良県に生まれる。立命館大学文学部卒業。愛知県立小牧工業高校の国語科教諭を経て、現在、愛知淑徳大学教授。共著書(梅田卓夫、服部左右一、松川由博)『風が記憶する』(作品集・私家版)1984年『国語表現・教材資料集』(生徒用・非売品)1985年『高校生のための文章読本』(筑摩書房)1986年『高校生のための小説案内』(筑摩書房)1988年『新作文宣言』(筑摩書房)1989年『表現改訂版』(筑摩書房高等学校用教科書)

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