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筑摩eBOOKS

モダンガール論

——欲望史観で読む女子の二〇世紀

社会学/ジェンダー

定価

800

(10%税込)
ISBN
Cコード
整理番号

配信日

2023/01/27

判型

--

ページ数
解説

内容紹介

「女の子には出世の道が二つある。立派な職業人になることと、立派な家庭人になること」(はじめに)。社長になるか社長夫人になるか。それが問題だ。……明治・大正・昭和と、モダンガールたちは夢の実現に向けて、おじさんたちの揶揄にも耐えて、ずっと悩み、かつ頑張ってきた。当時の資料から見えてくる女子のホンネをベースに語られる、日本近現代女性百年史の試み。

目次

はじめに モダンガールの野望について/第1章 将来の夢、みつけた/女学校に行かせて!/お嬢さんは職業婦人/主婦ほど素敵な商売はない/第2章 貧乏なんて大嫌い/労働婦人ってなんだ/ネオンの街で生きぬく法/みんな「働く主婦」だった/第3章 夢と現実のはざまで/女性誌が教えてくれたこと/キレた彼女が立ち上がるとき/ああ、すばらしき軍国婦人/第4章 高度成長の逆襲/めざせOL、女子大生/あなたも私も専業主婦/翔んでる女がぶつかった壁/終章 バブルが消えて、日が暮れて/もっと知りたい人のための文献案内/電子版のための覚書──「モダンガール」のその後

著作者プロフィール

斎藤美奈子

( さいとう・みなこ )

1956年新潟生まれ。文芸評論家。94年、『妊娠小説』(筑摩書房/ちくま文庫)でデビュー。文芸評論、社会評論、書評などを幅広く執筆。2002年、『文章読本さん江』(筑摩書房/ちくま文庫)で第1回小林秀雄賞受賞。他の著書に『読者は躍る』『モダンガール論』『文学的商品学』『誤読日記』『それってどうなの主義』(以上、文春文庫)、『紅一点論』『趣味は読書。』(ちくま文庫)、『物は言いよう』(平凡社)、『冠婚葬祭のひみつ』(岩波新書)、『たまには、時事ネタ』『ふたたび、時事ネタ』(中央公論新社)、『月夜にランタン』 (筑摩書房)など。

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