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シリーズ・全集

筑摩叢書346 人類学的思考

定価

3,076

(10%税込)
ISBN

978-4-480-01346-0

Cコード

0070

整理番号

1990/11/28

判型

四六判

ページ数

506

解説

内容紹介

1969年1月に発表された「失われた世界の復権」と「文化と狂気」は、70年代の知的シーンの幕開けをうながすために投擲された二個の爆弾であった。この二篇を軸に集められた最初の評論集である本書は、その後「道化」を知的活動のモデルに据え、動脈硬化しがちな現実を活性化するために「周辺」的な存在に着目し、刺激的な文化理論を展開していった著者の出発点を証す冒険と挑発にあふれた書物である。

目次

人類学的認識の諸前提―戦後日本人類学の思想状況
マルクス主義と人類学―石田英一郎『文化人類学ノート』をめぐって
調査する者の眼―人類学批判の批判
人類学的調査について―帝国主義と人類学
柳田に弟子なし―若き民俗学徒への手紙
アフリカの知的可能性
未開社会における歌謡
瓢箪と学生
黒の人類学
地獄以前
王権の象徴性
徒党の系譜
アマチュアの使命
文化の中の知識人像―人類学的考察
マンガと劇画―子供のためのマンガから
文盲のすすめ―文字と人間
狂気の民俗学
文化と狂気―ホモ・デリルス
失われた世界の復権〔ほか〕

著作者プロフィール

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