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筑摩選書

現代文学論争

ノーベル賞作家には、 誰も何も言えなかった!?

かつて「論争」がジャーナリズムの華だった時代があった。本書は、臼井吉見『近代文学論争』の後を受け、主として七〇年以降の論争を取り上げ、どう戦われたか詳説する。

定価

1,980

(10%税込)
ISBN

978-4-480-01501-3

Cコード

0390

整理番号

4

2010/10/13

判型

四六判

ページ数

384

解説

内容紹介

かつて「論争」がジャーナリズムの華だった時代があった。なかでも文学論争は、その衣の下に政治論争を隠し持っていて、刺激的だった。本書は、臼井吉見『近代文学論争』の後を受け、主として一九七〇年以降の論争を取り上げ、それらがどう戦われ、文壇にいかなる影響を与えたかを詳説。新聞・雑誌が、もはや論争を扱わなくなった現在の状況に一石を投じる。

目次

江藤淳の論争―一九六〇‐八八
「内向の時代」論争―一九七〇‐七四
フォニイ論争―一九七三‐七四
「堺事件」論争―一九七五‐二〇〇二
方法論(三好‐谷沢)論争―一九七七
『事故のてんまつ』事件―一九七七
『死の灰詩集』論争から「反核」論争へ―一九八二‐八五
筒井康隆の戦い―一九八四‐九四
「たけくらべ」論争―一九八五‐二〇〇五
「君と世界の戦いでは、世界に支援せよ」論争―一九八五〔ほか〕‐二〇〇五

著作者プロフィール

小谷野敦

( こやの・とん )

1962年茨城県生まれ。本名読み・あつし。東京大学文学部英文科卒、同大学院比較文学比較文化専攻博士課程修了、学術博士。1990-92年、カナダのブリティッシュ・コロンビア大学に留学。大阪大学助教授、東大非常勤講師などを経て、作家、文筆家。著書に『もてない男』『バカのための読書術』(ちくま新書)、『〈男の恋〉の文学史』(朝日選書)、『日本売春史』(新潮選書)、『聖母のいない国』(河出文庫、サントリー学芸賞受賞)、『恋愛の昭和史』(文春文庫)、『現代文学論争』(筑摩選書)ほか多数。小説に『悲望』『童貞放浪記』(幻冬舎)、『母子寮前』(文藝春秋、芥川賞候補)などがある。

お詫びと訂正

10月刊の小谷野敦・著『現代文学論争』(筑摩選書)の本文に誤りがありました。


289頁14-15行目
誤)・・・・・・もう一人の弟子である小浜逸郎(一九四七― )も、賢治に関する著書こそないが、賢治の作品の「饑餓陣営」をもじった『樹が陣営』という雑誌を出しており、・・・・・・


正)・・・・・・もう一人の弟子である小浜逸郎(一九四七― )も、賢治に関する著書こそないが、小浜の盟友だった佐藤幹夫は、賢治の作品の「饑餓陣営」をもじった『樹が陣営』という雑誌を出しており、・・・・・・


関係各位および読者のみなさまにお詫びするとともに、訂正いたします。

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