リービ英雄
( りーび・ひでお )1950年カリフォルニア州生まれ。作家。プリンストン大学、スタンフォード大学の日本文学教授を務めたのち、法政大学教授。万葉集の英訳により全米図書賞、『星条旗の聞こえない部屋』(野間文芸新人賞)、『千々にくだけて』(大佛次郎賞)、『仮の水』(伊藤整文学賞)など。
loading...
日本語の書き言葉には、緊張感がある。島国の感性を記すために大陸由来の漢字を受け入れ、かな文字を生み出し、独自の書き言葉をつくってきた。日本語を一行でも書けば、誰しも日本語成立の歴史を否応なく体現する。英語を母語としながら、周辺言語にすぎない日本語で創作する作家のまなざしに寄り添い、日本語の魅力をさぐる。自伝的日本語論。
第1章 はじめての日本語
第2章 「万葉集」の時代
第3章 日本語とアイデンティティ
第4章 幻の大陸
第5章 9・11を語る日本語
第6章 言葉の歴史を意識して
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。