伊東光晴
( いとう・みつはる )一九二七年生まれ。京都大学名誉教授。主な著書に『ケインズ』『現代に生きるケインズ』(以上岩波新書)『コンメンタールケインズ一般理論』(共著、日本評論社)『君たちの生きる社会』(ちくま文庫)『伊東光晴経済学を問う』(全三巻、岩波書店)『岩波現代経済学事典』(編、岩波書店)などがある。
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通貨危機、政権交代、大震災・原発大事故を経ても、日本は変わらない。現在の閉塞状況は、いつ、いかにして始まったのか。誰がそれを引き起こしたのか。当代の碩学が、文化、社会、政治経済に亘り縦横に筆を揮った時評を再構成、肥大化し、宿痾となっているこの国の病理、日本の深層を掘り起こす。その視座の鋭さ深さ確かさで話題を呼んだ幻の社会経済戯評が、いま甦る。『世界』(岩波書店)誌に「朔北胡笳」の筆名で連載した社会経済戯評より精選した44篇を再構成。
第1部 日本文化の底に
第2部 アメリカと中国
第3部 学問の黄昏どき
第4部 裏の政治家、表の政治家
第5部 政治改革の盲点
第6部 日本経済どこへゆく
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