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筑摩選書

グローバル化と中小企業

定価

1,650

(10%税込)
ISBN

978-4-480-01535-8

Cコード

0334

整理番号

33

2012/01/16

判型

四六判

ページ数

224

解説

内容紹介

景気の低迷や超円高により、いまや中小企業もグローバル化を生き延びようと海外への進出を加速している。企業の海外進出が進むと日本は空洞化する、という危機論が必ず出てくる。だが、それは本当だろうか。日本の製造業は、規模の大小を問わず、代替のきかない開発力と技術力の優位性で、国内競争を勝ち抜いてきた。それは海外でも同様で、海外進出した企業ほど、国内でも成長している。本書は東アジア諸国への進出を果たした中小企業の現場をレポートし、グローバル化に真に必要な要件を検証する。

目次

第1章 海外進出に必要なこと―グローバル化の最前線から
第2章 競争力の強化とビジネスチャンスの追求
第3章 「産業空洞化論」のウソ―東アジアと日本の中小企業
第4章 「脱工業化社会論」批判
第5章 人はどのように育つか
第6章 ブランド化する地場産業
第7章 中小企業の未来へ

著作者プロフィール

中沢孝夫

( なかざわ・たかお )

兵庫県立大学大学院客員教授。博士(経営学)。専門は「ものづくり論」「中小企業論」「地域経済論」。1944年生まれ。高校卒業後、郵便局勤務から全逓本部を経て、45歳で立教大学法学部入学。1993年同校卒業。1100社(そのうち100社は海外)の聞き取り調査をおこなっており、ミクロな領域を専門とする。主な著書に『グローバル化と中小企業』(筑摩選書)、『世界を動かす地域産業の底力――備後・府中100年の挑戦』(筑摩書房)、『就活のまえに』(ちくまプリマー新書)、『中小企業は進化する』(岩波書店)、『中小企業新時代』(岩波新書)など。

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