安達正勝
( あだち・まさかつ )一九四四年岩手県生まれ。フランス文学者、歴史家。東京大学文学部卒業、同大学院修士課程修了。フランス政府給費留学生として渡仏、パリ大学等に遊学。著書に『死刑執行人サンソン──国王ルイ十六世の首を刎ねた男』(二〇一二年、韓国語版も刊行)『フランス反骨変人列伝』『ナポレオンを創った女たち』(以上集英社新書)、『物語フランス革命』(中公新書)ほか。
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混迷の時代に現れる革命家。彼らの語った壮大な理想とその言葉、その生き様はいまもわれわれを惹きつけてやまない。近代を切り開いたフランス革命にも、多くの革命家が現れては散っていった。彼らは何を夢見、何を求め、何を成し遂げたのか。真に変革をもたらす者とそうでない者はどこがちがうのか。そもそも人はどのようにして革命家になるのか。志を抱えつつも、時に転び、時代に追い越され、時に皮肉な結末を迎えてしまったフランス革命の志士たち。彼らの肖像を通して、変革の時代をいかに生きるかを考える。
序章 革命家はいかにして誕生するか
第1章 夢見る革命家―ラ・ファイエット、シエイエス1、ミラボー
間奏曲 ジロンド派の人々―リベラルな教養人グループ
第2章 理想を追い求めた男たち―ダントン、マラー、ロベスピエール
間奏曲 テルミドール派の人々―世を渡る日和見という生き方
第3章 革命を終息させた男たち―シエイエス2、ナポレオン
終章 革命家とは何者か
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