塚田穂高
( つかだ・ほたか )塚田 穂高(つかだほたか):1980年生。上越教育大学大学院准教授。専門は宗教社会学。日本の新宗教運動、宗教と政治、政教分離問題、カルト問題、宗教教育などの研究に取り組む。単著に『宗教と政治の転轍点』(花伝社)、編著に『徹底検証 日本の右傾化』(筑摩選書)、共編著に『宗教と社会のフロンティア』(勁草書房)、『近代日本の宗教変動』(ハーベスト社)、『近現代日本の民間精神療法』(国書刊行会)など。
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日本の右傾化が進んでいると言われて久しい。実際、ヘイトスピーチや改憲潮流、日本会議など、それを示す事例には事欠かない。ならば日本社会は、全般的に右傾化が進んでいるのか?本書ではその全体像を明らかにすべく、ジャーナリストから研究者まで第一級の書き手が結集。「社会」「政治と市民」「国家と教育」「家族と女性」「言論と報道」「宗教」の六分野において、それぞれ実態を明らかにしていく。いま、もっとも包括的にして最良の「右傾化」研究の書である。
第1部 壊れる社会―新自由主義、レイシズム、ヘイトスピーチ
第2部 政治と市民―右傾化はどこで起こっているのか
第3部 国家と教育―強まる統制、侵蝕される個人
第4部 家族と女性―上からの押し付け、連動する草の根
第5部 言論と報道―自己賛美と憎悪の連鎖に向き合う
第6部 蠢動する宗教―見えにくい実態、問われる政治への関与
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