桂木隆夫
( かつらぎ・たかお )1951年生まれ。法哲学および公共哲学専攻。学習院大学教授。日本法哲学会理事。主な著書に、『自由と懐疑、ヒューム法哲学の構造とその生成』(木鐸社)、『市場経済の哲学』(創文社)、『自由とはなんだろう』(朝日新聞社)、『ことばと共生』(三元社)などがある。
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ヒューム、諭吉、ナイトという三つの偉大な知性が、近代の黎明期に見出した共通の主題「保守的自由主義」を抽出。保守思想と自由主義の相克を超える道筋をさぐる。
はじめに 保守思想とは?保守的自由主義とは?
第1部 健全な懐疑主義(ヒュームと健全な懐疑主義
福澤諭吉と健全な懐疑主義
フランク・ナイトと健全な懐疑主義)
第2部 法の支配(ヒュームと権力平均としての法の支配の観念
福澤諭吉における法の支配と権力平均の主義
ナイトの法の支配とゲームのルールの観念)
第3部 政治的知性(政治的知性の観念
ヒュームと政治的知性の観念
福澤諭吉と政治的知性(公智)について
ナイトの政治的知性の観念について)
おわりに 法の支配と政治的知性と市民の倫理的知性
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