今福龍太
( いまふく・りゅうた )1955年生まれ。文化人類学者・批評家。1980年代初頭から、メキシコ、ブラジル、キューバなどで調査研究に携わる。奄美自由大学を主宰する。著書に『クレオール主義』『ヘンリー・ソロー 野生の学舎』『宮沢賢治 デクノボーの叡知』など多数。
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自分を忘れ昆虫を追い求めた少年時代。多くの昆虫と昆虫学者との出会いを通して、未知なる世界へといざなわれてゆく。ファーブル、手塚治虫など14人への手紙。
ジガバチの教え―アンリ・ファーブル先生へ
カスリタテハの幻影―チャールズ・ダーウィン先生へ
クジャクヤママユの哀しみ―ヘルマン・ヘッセ先生へ
ギンヤンマの音楽―志賀夘助先生へ
オオカマキリの祈り―得田之久先生へ
聖タマオシコガネの無心―北杜夫先生へ
クモマベニヒカゲの挽歌―田淵行男先生へ
ギフチョウの沈黙―名和靖先生へ
ユスリカの呪文―手塚治虫先生へ
スズメガの貪欲―ヨリス・ホフナーヘル先生へ
ウスバシロチョウの自伝―ウラジーミル・ナボコフ先生へ
コノハチョウの共同体―五十嵐先生へ
ハンミョウの流浪―安部公房先生へ
イツパパロトルの聖樹―ドン・リーノ先生へ
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