浜本隆志
( はまもと・たかし )浜本隆志 (はまもとたかし):1944年香川県生まれ。関西大学名誉教授。ワイマル古典文学研究所、ジーゲン大学留学。博士(文学)。ドイツ文化論・ヨーロッパ文化論専攻。著書に『「窓」の思想史』(筑摩選書)、『拷問と処刑の西洋史』(新潮選書)、『魔女とカルトのドイツ史』(講談社現代新書)、『バレンタインデーの秘密』』(平凡社新書)、『ナチスと隕石仏像』(集英社新書)、『図説 ヨーロッパの紋章』『図説ヨーロッパの装飾文様』(ともに、河出書房新社)などがある。
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中世ドイツ・ハーメルンの「笛吹き男」伝説。一三〇名に及ぶ子供たちが突如消えた事件である。「東方植民」の視点から真相に迫り、ドイツ史における系譜を探る。
序章 「笛吹き男」ミステリーの変貌
第1章 「笛吹き男」伝説の虚像と実像
第2章 事件に関する諸説
第3章 ハーメルンで起きた事件の検証
第4章 ロカトールの正体と東方植民者の日常
第5章 ドイツ東方植民の系譜
第6章 ドイツ帝国(一八七一‐一九一八)の植民地政策
第7章 ナチスと東方植民運動
第8章 「笛吹き男」とヒトラー
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