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筑摩選書

漫画家が見た 百年前の西洋

——近藤浩一路『異国膝栗毛』の洋行

定価

1,870

(10%税込)
ISBN

978-4-480-01792-5

Cコード

0326

整理番号

273

2024/02/14

判型

四六判

ページ数

240

解説

内容紹介

スペイン風邪明けの1920年代、日本は未曾有の旅行ブームに沸く。いち早く洋行を果たした漫画家による旅行記を通し百年前の日本人の異文化体験を再体験する。

目次

プロローグ 戦争・パンデミックの終焉と、笑いの紀行文学
第1章 洋服洋食嫌いの、洋行下稽古
第2章 富士屋ホテルで「外遊予習」、東京漫画会の『東海道漫画紀行』
第3章 ツーリズム時代の幕開けと、帝国の郵船の寄港地
第4章 パリで藤田嗣治に、一〇年振りに再会する
第5章 ストラスブールから敗戦で疲弊したドイツへ
第6章 闘牛のスペイン、ルネサンス美術のイタリア
第7章 大英帝国のロンドンからパリ、待ち遠しい日本へ

著作者プロフィール

和田博文

( わだ・ひろふみ )

和田 博文(わだ・ひろふみ):1954年、横浜市生まれ。東京女子大学現代教養学部特任教授・東洋大学名誉教授。ロンドン大学SOAS、パリ第7大学、復旦大学大学院の客員研究員や客員教授を務めた。著書に『日本人美術館のパリ 1878-1942』(平凡社)、『三越 誕生!――帝国のデパートと近代化の夢』(筑摩選書)、『海の上の世界地図――欧州航路紀行史』(岩波書店)、『シベリア鉄道紀行史――アジアとヨーロッパを結ぶ旅』(筑摩選書、交通図書賞)、『資生堂という文化装置 1872-1945』(岩波書店)、『飛行の夢 1783-1945』(藤原書店)など、編著に『モダン東京 地図さんぽ』(風媒社)、『猫の文学館』Ⅰ・Ⅱ、『月の文学館』『星の文学館』『森の文学館』『石の文学館』(ちくま文庫)などがある。

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