太宰治
( だざい・おさむ )1909-1948。青森県北津軽郡の生まれ。本名津島修治。中学の頃より同人誌に習作を発表。旧制弘前高校から東大仏文科に進む。この間、左翼思想に傾倒。「魚服記」「思い出」でデビュー。戦中から戦後にかけて「ロマネスク」「富嶽百景」「お伽草子」「ヴィヨンの妻」など、次々と秀作を発表。流行作家としての栄光のさなかに自殺。
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昭和14年1月、結婚して新居を構えた太宰に、初めて生活の安定と心の平和がおとずれる。「僕は…この家一つは何とかして守って行くつもりだ」(「東京八景」)。規則正しい執筆生活の中から次つぎと作品が生まれた。
八十八夜
座興に非ず
美少女
畜犬談
ア、秋
デカダン抗議
おしゃれ童子
皮膚と心
春の盗賊
俗天使
兄たち
鴎
女人訓戒
女の決闘
駈込み訴え
老〈アルト〉ハイデルベルヒ
誰も知らぬ
善蔵を思う
走れメロス
古典風
盲人独笑
乞食学生
失敗園
一灯
リイズ
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