ちくま文庫
新版 思考の整理学
外山滋比古
著
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短い生涯を流星のように駆けぬけた兄・宮沢賢治の生と死をそのかたわらで見つめ、兄の死後も烈しい空襲や散佚から遺稿類を守りぬいてきた実弟による初めての文集。昭和14年に変名で発表した幻の詩論「『春と修羅』への独白」をはじめ、45年の長きにわたって発表しつづけてきた兄の想い出や作品についてのエッセーを収録。文庫化に当たり新たに二篇を加え、決定版とした。
虫と星と
麓の若駒たち
曠野の饗宴
最初の手紙
映画についての断章
兄とレコード
録音に寄せて
11月3日の手紙
肥料設計と花壇設計
兄のトランク
『春と修羅』への独白
「修羅の渚」にて
「イギリス海岸」への独白
燻浄された原稿
花巻から山小屋までの高村先生
焼け残った教材絵図について
早春について
極東ビヂテリアン大会秘録
イタリヤの友より
銀河鉄道の車掌さん
賢治の世界
ナッパ先生の実験
「臨終のことば」から
兄賢治の生涯
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