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定価

1,650

(10%税込)
ISBN

978-4-480-02812-9

Cコード

0197

整理番号

-5-12

1994/09/21

判型

文庫判

ページ数

0

解説

内容紹介

1890年、シベリアと流刑地サハリンを訪ね、自然や囚人たちの生活・心理等を精査考察した異色のドキュメント。

著作者プロフィール

アントン・チェーホフ

( ちぇーほふ,あんとん )

19世紀末から20世紀初めにかけて活躍したロシアの代表的作家。ロシアの各層の人びとを広く、きめこまかに描いた多彩な小説は、時代を超えて世界中の人びとに愛され、そのドラマやヴォードヴィルは、世界の演劇界で今なお上演されつづけている。「シベリアの旅」「サハリン島」のドキュメント類も名高い。

松下裕

( まつした・ゆたか )

1930年生まれ。早稲田大学ロシア文学科卒業。著書に『チェーホフの光と影』『ロシアの十大作家』ほか、訳書に『チェーホフ全集』全12巻『チェーホフ・ユモレスカ』全3巻、『チェーホフ短篇集』ほか。

この本への感想

『1Q84』を読んで、「サハリン島」に興味を持った。もともとチェーホフは好きだったのだが、彼がノンフィクションを書いていることは知らなかった。
他社からも「サハリン島」がいくつか出版されているが、本屋で読み比べると、断然このちくま文庫の松下裕訳が読みやすい。
読み終わってみて、上質のルポルタージュを読んだという興奮を覚えた。本文の中に注が組み入れられているのも読みやすくてよい。
「サハリン島」を読むなら、このちくま文庫版が断然おすすめである。

K・I

さん
update: 2009/07/26

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