紀田順一郎
( きだ・じゅんいちろう )1935年横浜市に生まれる。慶應大学経済学部卒。文芸評論家、作家。『乱歩彷徨』『幻想怪奇譚の世界』『東京の下層社会』など著書、『M・R・ジェイムズ怪談全集』など編訳書多数がある。『幻想と怪奇の時代』で2008年度日本推理作家協会賞受賞。
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ゲーテ好きがこうじて「東京ゲーテ記念館」を創った粉川忠。旅先でも古本屋を駆けまわって“つまらん本”を探し出し「大宅壮一文庫」を創設した大宅壮一、などなど…。図書館が出来るまでには、さまざまな人間ドラマがある。綿密な取材をもとに、その挿話から上手な図書館の利用法まで図書館の魅力を紹介する。旧版「図書館活用百科」を全面的に書き改めて贈る図書館への招待状。
社会と世相を映す「大宅壮一文庫」
ある収集家の情熱「東京ゲーテ記念館」
地方図書館の雄「八戸市立図書館」
文学研究者の拠点「日本近代文学館」
先駆的活動と民権資料「高知市民図書館」
郷土史料の宝庫「山梨県立図書館」
公共図書館の理想を求めて「滋賀県立図書館」
世界に誇る貴重書「天理図書館」
指と耳で読書する「日本点字図書館」
教科書と日本人「東書文庫」
名画の保存と公開「東京国立近代美術館フィルムセンター」
大総合図書館の条件「国立国会図書館」
図書館を活用するには
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