ちくま文庫
新版 思考の整理学
外山滋比古
著
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日露戦争に軍医として出征した鴎外は、新妻しげに宛て、何通もの手紙を書いた。姑と折り合いの悪い妻や、幼い娘茉莉の身を案じる、夫として、父親としての鴎外。やんちゃな子どもをさとすような、こまやかな心づかいにあふれた文面から、家庭人としての明治の文豪の像が生き生きと浮かびあがる。
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