上橋菜穂子
( うえはし・なほこ )1962年生まれ。立教大学文学部卒。同大学院博士課程単位取得退学(文学博士)。現在、川村学園女子大学児童教育学科教授。文化人類学者である一方、作家としても活躍。主な著書に『精霊の守り人』をはじめとした〈守り人シリーズ〉、『獣の奏者』などがある。
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独自の生活様式と思想を持ち、過酷な自然の中で生きる「大自然の民アボリジニ」。そんなイメージとは裏腹に、マイノリティとして町に暮らすアボリジニもまた、多くいる。伝統文化を失い、白人と同じような暮らしをしながら、なお「アボリジニのイメージ」に翻弄されて生きる人々…その過去と現在を、アボリジニの視点と白人の視点を交差させつつ、いきいきと描く。多文化主義オーストラリアのもうひとつの素顔。
序章 先住民は遠きにありて思うもの…?
第1章 地方の町のアボリジニ
第2章 港町ジェラルトンのアボリジニ
第3章 過去への旅
終章 隣のアボリジニ
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