千田嘉博
( せんだ・よしひろ )1963年生まれ。奈良大学文学部文化財学科卒業。大阪大学博士(文学)。文部省在外研究員としてドイツ考古学研究所、イギリス・ヨーク大学に留学。名古屋市教育委員会・見晴台考古資料館学芸員、国立歴史民俗博物館考古学研究部助教授を経て、現在、奈良大学文学部教授。著書に『織豊系城郭の形成』(東京大学出版会)、『空から見た日本の名城』(新人物往来社)、『天下統一と城』(小島道裕と共著、塙書房)などがある。
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城跡は多くの人に愛されている特別な遺跡です。城の何が私たちの心をとらえるのでしょうか。室町時代の館から戦国の山城へ。そして織田信長の安土城へ。城のかたちの変化を追ってゆくと、思いもかけなかった新しい歴史像が見えてくる。城には歴史の謎を解く楽しさが満ちている。
第1章 城にたどる歴史(戦国の城に分け入る
悲観主義がつくる城 ほか)
第2章 城の探検(地図に城跡を読む
江戸時代の城と中世の城 ほか)
第3章 花の御所から戦国期拠点城郭へ(館と山城
歴博甲本洛中洛外図屏風 ほか)
第4章 城の語る天下統一(戦国以前の山城
戦国期拠点城郭の出現 ほか)
第5章 世界の中の日本の城(ナショナリズムと城
日本の城とヨーロッパの城 ほか)
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