ちくま新書
歴史学はこう考える
松沢裕作
著
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華やかな表情の内側に無数の集合的な記憶を包みこんだ都市、パリ。著者は濃密な象徴性を帯びた都市の身体に直接触れ、その息づかいにひたすら耳を傾けながら、埋もれた記憶を丹念にひとつひとつ掘りおこしていく。そこに立ち現れるのは、重層化した歴史の深みから発するこの都市ならではの稀有な輝きにほかならない。パリの魅力の源泉に迫る一冊。
プロローグ 象徴空間としてのパリ
1 門をくぐる
2 橋を渡る
3 塔にのぼる
4 街路を歩く
5 広場を横切る
6 地下にもぐる
7 駅にたたずむ
8 墓地を訪ねる
エピローグ 読まれえぬ都市
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