ちくま新書
歴史学はこう考える
松沢裕作
著
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いまや世界的なスポーツになったサッカーとラグビーの始まりは、紀元前にまでさかのぼることができる。中世に入るとキリスト教と深い関わりをもつようになり、それは民俗フットボールとよばれた。それがパブリック・スクールの教育システムに組み入れられることによって、ルールが整備され、大英帝国の建設とともに世界に広がっていく。英国社会の鏡像としてのフットボールの歴史を、エピソード豊かに物語る。
第1章 四旬節前の大騒ぎ―フットボールの始まり
第2章 下級生いじめはフットボールで―パブリック・スクールとフットボール
第3章 相手の脛は蹴ってもよいか―サッカーとラグビーの成立
第4章 土曜日の午後はフットボール―プロのスポーツとアマのスポーツ
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