ちくま新書
歴史学はこう考える
松沢裕作
著
loading...
日本史上にあまり例を見ない流動的で不安定な時期を、人は何を頼りに生きたのだろうか。天皇独裁をめざした後醍醐天皇や忠臣のシンボルである楠木正成と北畠親房、新田義貞、さらに逆賊とされた高師直とその家臣団などの実像を探り、14世紀内乱の構図を描きなおす。
序章 内乱の構図
第1章 後醍醐天皇
第2章 「忠臣」の実像(楠木正成と日本人
北陸朝廷顛末―新田義貞)
第3章 地域のなかの北朝・南朝(新田四天王の故郷―長浜一族
東国政権構想―北畠親房・顕家父子)
第4章 高師直の源流(民衆世界のなかのばさら―薬師寺公義
賭博・勘当・ばさら扇―安保直実
武蔵国一揆のばさら大将―河越直重)
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。