ツルティム・ケサン
( けさん,つるてぃむ )1942年西チベットのシェーカル生れ。インド、ヴァラナシー・サンスクリット大学大学院修了。現在、大谷大学名誉教授。著書に『ツォンカパ中観哲学の研究Ⅰ-Ⅴ』(共著、文栄堂)など。
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円978-4-480-05830-0
0215
230
2000/01/19
新書判
224
頁世界各地の新宗教やカルト運動、現代思想にも大きな影響を与えてきたチベット密教。かつて類例をみないような一連の惨劇を引き起こしたオウム真理教がその理論と修行法をモデルにしていたことは記憶に新しい。チベット密教は、昨今のブームのなかで、興味本位と憶測と恣意的な解釈に委ねられてきた。本書では、正統派であるゲルク派が伝承してきた最高の教義と修行法を中心に、カギュー・サキャ・ニンマ派の代表的な教義と修行法もあわせて紹介し、チベット密教の本質を明快に解き明かす。まさに真の理解をめざすための入門書である。
第1部 歴史篇(チベット密教とはなにか
チベット密教の歴史
ツォンカパの生涯)
第2部 修行篇(ゲルク派の密教修行
秘密集会聖者流
カギュー派・サキャ派・ニンマ派の修行法)
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