ちくま新書
歴史学はこう考える
松沢裕作
著
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二〇世紀哲学における最大の巨人ハイデガー。半世紀以上にわたり、彼の思想があらゆる知の領域に及ぼしてきた圧倒的な影響はいうまでもない。大いなる成功と絶望的な無理解の断層に屹立する今世紀最も重要な哲学書『存在と時間』。その本当の狙いとは何か?本書は、難解といわれるハイデガーの思考の核心を読み解き、プラトン、アリストテレス以来西洋哲学が探究しつづけた「存在への問い」に迫るとともに、彼が哲学者としてナチズムのなかに見たものの深層に光をあてる。ハイデガー哲学の魅力の源泉を理解するための一冊。
序章 『存在と時間』とは何か
第1章 存在への問い
第2章 存在の意味への問い
第3章 現象学
第4章 現存在の分析論
第5章 形而上学
第6章 ナチズム
終章 展望
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