ちくま新書
歴史学はこう考える
松沢裕作
著
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ビジネスであれ映画や音楽であれインターネットであれ、我々の周囲に充ち溢れる英語のほとんどはアメリカ英語である。今では、英語は元来イギリスの言葉である、などと言えばかえって奇異に思われるほどに、イギリス英語は実用の舞台から消え去ってしまった。とはいえ、いくたの歳月をへて他のヨーロッパ諸国のみならず世界のあらゆる言語と接触するなかで、イギリス英語は諸言語の語彙を貪欲に取りこみつつ実りゆたかな発展をとげてきた。独得の風土と歴史を通して育まれたイギリス英語の面白さを軽妙な筆致で描く快著。
第1章 豊かな言語をつくる秘訣
第2章 捨てられた言葉たち
第3章 言葉の魔術師
第4章 英語改革案
第5章 英語辞典の誕生
第6章 上流階級はモーツァルトがお好き
第7章 標準語と方言
第8章 押し寄せる移民たち
第9章 イギリス人の英語の魅力
第10章 イギリス人の英語とどうつきあうか
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