ちくま新書
歴史学はこう考える
松沢裕作
著
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王は神を追放し、人はその王を、「人権」の名のもとに排除した。それは「人権」が、民族や宗教、国家すらも超えた、普遍的なものであると考えられたからである。その結果、「人権」に異を唱えるだけで差別主義とされかねない空気が広がり、私たちの日常生活は様々な混乱に見舞われている。「人権」の歴史をたどりながら、それが生み出しつつある転倒した現実を解明し、新たな視点を提示する。
第1部 「人権」という考えはどう作られたか(「権利」はいつ生まれたか
「人権宣言」という虚構)
第2部 現代日本の「人権」状況(「人権」が無軌道な子供を作り出す
「人権」が家族の絆を脅かす
「人権」が女性を不幸にする)
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