ちくま新書
歴史学はこう考える
松沢裕作
著
loading...
人間は失敗する生きものである。とはいえ、各人が、組織の目標やプライオリティを見失わずに責務にあたっていれば、組織はそれほど大きな失敗を犯さずにすむはずだ。しかし近年、日本の官僚組織は、重大な局面において失敗を繰り返してきた。官僚機構が恒常的に犯す過ちはどのようなパターンになっているのか。なぜそうした過ちが繰り返されるのか。阪神淡路大震災や東海村核臨界事故時のものからODAまでの、政策決定・実施の過程を、危機時、非常時、常時に分類し、詳細に追求していく。
第1章 危機時の決定と実施(えひめ丸事件
阪神淡路大震災
東海村核関連事故)
第2章 非常時の決定と実施(対トルコ仮設住宅の緊急援助)
第3章 常時の決定と実施(住宅建設・販売の各種規制
ODAのシステムと情報)
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。