【良い新書の条件】1. 斬新な切り口で、2. 平易に科学し、3. 手広く歴史する。本書はそのすべてを満たしています。そして、その上でおもしろい。両著者による新刊を希望。
http://d.hatena.ne.jp/ymkjp/20110210/1297317601
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環境問題がさかんに叫ばれている。だが近代人は、ウンコからは遠ざかろうとしてきたのではなかろうか。そして目をそむけ、鼻をつまむように、語ることが忌避されている。しかし、それは身近なものであるがゆえ、やはりその行方が気になる。本書では、誰もが正面から見据えようとしないウンコを通して、現代科学から倫理までを語る。ヒステリックなエコロジーの書ではなく、抱腹絶倒なのに役に立つ、おもしろ科学読本。
第1章 あなたのウンコはどこへ行くのか(海に捨てられるウンコ
カウボーイも英国紳士も海まで運ばず川に捨てた
下水処理の手品の真相)
第2章 水田―土と水とウンコのバラード(ペリーが驚いた世界一清潔な国
生きるとはウンコを食べることである)
第3章 ウンコの黄金時代と糞まみれの経済(日本のウンコの大河ドラマ
ウンコ処理と財政問題)
第4章 ウンコをしない自立とする連帯(エコノミーからエコロジーへ
陰翳礼賛
ウンコをひらない身体
学校でウンコができない子どもたち)
第5章 ウンコに学ぶ環境倫理(みんなのおかげでウンコができる
ウンコとは死ぬことと見つけたり
ウンコに親しむ環境教育)
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