ちくま新書
歴史学はこう考える
松沢裕作
著
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アメリカは利潤追求のための自己責任に基づく競争システムを「つくる」国である。彼らは、法律や社会制度から経済の仕組みや国際社会の秩序にいたるまで「つくって」きた。テロの前に取り沙汰されていたのは、IT不況の深刻化と国際社会の中での孤立だったが、いま「新しい戦争」と同時に進行しているのは、新たな国際秩序の再編である。同時多発テロ以降のアメリカを中心にした世界の対応を注意深くたどり、重大な岐路に立たされたその真実の姿を浮き彫りにする。
第1章 なぜWTCビルがねらわれたか
第2章 そのとき大統領は何をしたか
第3章 世界恐慌は避けられるか
第4章 なぜ首脳はワシントンへ詣でたか
第5章 なぜロシアはアメリカにすりよるか
第6章 「日の丸を示せ」と誰が言ったか
第7章 アフガニスタンはどうなるか
第8章 アメリカはどの道を選ぶか
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