ちくま新書
歴史学はこう考える
松沢裕作
著
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平和を説くキリスト教が、なぜ十字軍など戦争を起こしてきたのか?キリスト教信者には偽善者が多いのではないか?信仰心に篤い人が、不幸な目に遭ったりするのはなぜか?キリスト教に対し、このような疑念を抱く人は少なくない。本書は、こうした問いに真正面から取り組み、キリスト教の本質に鋭く迫っていく。キリスト教徒によるユダヤ人迫害などの事例から、神とは何かを真摯に問い、隣人愛とは何か、祈りとは何かを追究した本書は、これまでにないラディカルなキリスト教思想の入門書である。
第1章 平和を説くキリスト教が、なぜ戦争を引き起こすのか(イエスは戦争を肯定していない
大義から外れた「十字軍」 ほか)
第2章 キリスト教の説く「愛」とは何か(「よきサマリア人」の譬え話
「永遠の命」を得るために ほか)
第3章 「神」の問題から神へ(神は本当にいるのか?
キリスト教の創造神話は一つの世界観 ほか)
第4章 信仰、祈り、そして「あなた」との出逢い(祈ることは頼ることか?
ボンヘッファーの言葉から ほか)
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