ちくま新書
歴史学はこう考える
松沢裕作
著
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ハリウッドの映画産業が巨大化し始めたのは、八〇年代半ば以降のことである。その後もCGなどの先端技術を貪欲に吸収し、ますます大きな影響力を扱ぼしつつある。その背景には、ハリウッドの自然環境やユニークな制作の仕組み、スター・システムだけにとどまらず、巨額の資金を調達する方法や広告・宣伝の仕方、新たな権利ビジネスの展開など、次々に開発される独創的なビジネス・モデルがあった。膨大なコンテンツによって資産価値を高めつつあるハリウッドの過去・現在・未来を探り、夢工房の舞台裏を解き明かす。
第1章 アカデミー賞の授賞式
第2章 イメージのなかのハリウッド
第3章 制作システムの昔と今
第4章 夢とイデオロギーを売る
第5章 パリとワシントンの対決
第6章 ビジネスの利益構造
第7章 映画史にのこる名場面
第8章 全世界メディアの支配
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