加藤節
( かとう・たかし )加藤節(かとう・たかし):1944年長野県生まれ。東京大学法学部卒業、同大学院博士後期課程修了。法学博士。政治哲学専攻。現在、成蹊大学名誉教授。著訳書に『近代政治哲学と宗教』、ロック『統治二論』など。
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政治は人間の運命を左右する力を持っているにもかかわらず、それを研究対象としている政治学は近年、そうした政治権力への緊張感を欠いている。内外を問わず、日本が様々な局面で厳しい選択を迫られている現在、政治学には何が出来るのだろうか。国家や自由、暴力、ナショナリズム、日本国憲法など、直面する問題を歴史的な展望のなかで検証し、新たな座標軸を提案する。
第1部 政治と政治学との間(政治の究極にあるもの
「自由」と「自由論」との間
国民・群衆・暴徒 ほか)
第2部 政治と暴力(政治と死
国家・デモクラシー・戦争
現代世界における政治と暴力)
第3部 現代史のなかの政治批判(近代日本と批判主義政治学
南原繁におけるナショナリズムと愛国主義
歴史・理論・実践のトリアーデ ほか)
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