ちくま新書
歴史学はこう考える
松沢裕作
著
loading...
セックスレス・カップルが増えている。特に三〇代、四〇代が目立つ。とりわけ気になるのは、かつて例を見なかった男性の「性嫌悪症」が増加していることだ。日本の男たちになにが起きているのか?ストレスによる生命力の減退、人間関係の希薄化、自己愛人間の増加、肉体のリアリティ喪失…様々な仮説はあるが、決定的な要因はわかっていない。本書では、「セックスレス」という言葉を初めて使い定義化した第一人者である精神科医が、豊富な症例をもとに日本人の心とからだを取り巻く病理を探り、処方箋を提示する。
序章 からだに現れる心の病気
第1章 セックスと心の問題
第2章 夜が怖い男たち―男性の性欲相障害
第3章 思いを遂げられない男たち―男性の興奮相障害(ED)
第4章 そして男の悩みは尽きない―男性のオルガスム相障害
第5章 性に苦しむ女たち―女性の性障害
第6章 セックスレスの処方箋―性障害の治療法
終章 心とからだ、そしてパートナーと向かい合う
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。