原稿用紙のマス目を埋めることで生活をする文士(古いかこの表現)の金銭感覚、原稿料というものを歴史的に検証した作品。
文章を書く輩は貧乏自慢するな、格好つけんなよ、という著者特有の因縁のつけかたもおもしろい。
インテリがもてはやされる日本において、作家の地位と収入の低さには驚きであるが、それでも書かずにはおれない人は必読の書だろう。全てを金で評価したがる日本の現代社会において、作品を合理的に評価する方法の開陳である。
文章を書く輩は貧乏自慢するな、格好つけんなよ、という著者特有の因縁のつけかたもおもしろい。
インテリがもてはやされる日本において、作家の地位と収入の低さには驚きであるが、それでも書かずにはおれない人は必読の書だろう。全てを金で評価したがる日本の現代社会において、作品を合理的に評価する方法の開陳である。