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ちくま新書

帰ってきたもてない男

——女性嫌悪を超えて

定価

770

(10%税込)
ISBN

978-4-480-06246-8

Cコード

0295

整理番号

546

2005/07/05

判型

新書判

ページ数

224

解説

内容紹介

ついに、あの男が帰ってきた!一度は結婚し、裏切り者呼ばわりもされたが、今また、独り身になり、より弱気になって帰ってきた。二十一世紀を数年経過した現在における「もてない男」、とくに今度は「男のセカンドヴァージン」「三十代美人どもの高飛車ぶり」などの観点から、恋愛、結婚、負け犬、出会い系サイト、女性嫌悪、等々の男女関連諸問題を斬ってゆく。痛快無比な真剣勝負。

目次

第1章 恋愛は才能である―戦後民主主義の欺瞞
第2章 スポーツマン至上主義の時代
第3章 『もてない男』批判への反駁と弁明
第4章 結婚の愉楽と憂鬱―男のセカンドヴァージン
第5章 犬の腐乱死体は遠吠えもできない―「セックスできない人びと」の問題
第6章 写真つき出会い系の残酷市場原理
第7章 「堅物女」がもてない男を苦しめる
第8章 「女性嫌悪」を超えて―それでも私は女が好きだ

著作者プロフィール

小谷野敦

( こやの・あつし )

小谷野 敦(こやの・あつし):1962年茨城県生まれ。東京大学文学部大学院比較文学比較文化専攻博士課程修了、学術博士。大阪大学助教授、東大非常勤講師などを経て、作家、文筆家。著書に『もてない男』『宗教に関心がなければいけないのか』『大相撲40年史』(ちくま新書)、『聖母のいない国』(河出文庫、サントリー学芸賞受賞)、『現代文学論争』(筑摩選書)、『谷崎潤一郎伝』『里見弴伝』『久米正雄伝』『川端康成?`』(以上、中央公論新社)ほか多数。小説に『悲望』(幻冬舎文庫)、『母子寮前』(文藝春秋)など。

小谷野敦

( こやの・とん )

1962年茨城県生まれ。本名読み・あつし。東京大学文学部英文科卒、同大学院比較文学比較文化専攻博士課程修了、学術博士。1990-92年、カナダのブリティッシュ・コロンビア大学に留学。大阪大学助教授、東大非常勤講師などを経て、作家、文筆家。著書に『もてない男』『バカのための読書術』(ちくま新書)、『〈男の恋〉の文学史』(朝日選書)、『日本売春史』(新潮選書)、『聖母のいない国』(河出文庫、サントリー学芸賞受賞)、『恋愛の昭和史』(文春文庫)、『現代文学論争』(筑摩選書)ほか多数。小説に『悲望』『童貞放浪記』(幻冬舎)、『母子寮前』(文藝春秋、芥川賞候補)などがある。

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