ちくま新書
歴史学はこう考える
松沢裕作
著
loading...
百年たっても戦争の理由はあまり変わらない。国益になるから、あるいは国益が損なわれそうだから戦争を仕掛ける。だからこそ自国の正しさを主張し、敵国をおとしめようとする。だからこそ、「勝利を目指し、打って一丸となって戦おう」といった勇ましいメッセージが発せられる。しかし最後には戦争による深い傷跡が残される。こうした戦争の諸相を、アヘン戦争や第一次・第二次世界大戦、中東戦争、朝鮮戦争、湾岸戦争、イラク戦争といった世界各地の戦争に材を取り、国家のメディアたる切手や郵便物を通して描く。
第1章 この土地は我々のものだ!
第2章 我々は正義のために戦う!
第3章 若者よ、祖国のために戦え
第4章 憎むべき敵の所業、嗤うべき敵の姿
第5章 世界は我々の味方だ
第6章 銃後だって戦場だ!
第7章 そして、戦いは終わった
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。