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定価

770

(10%税込)
ISBN

978-4-480-06308-3

Cコード

0239

整理番号

603

2006/06/05

判型

新書判

ページ数

224

解説

内容紹介

道具は作っただけでは完成ではない。使う人間がいて、はじめて命が吹き込まれる。すり鉢、茶筒、卸し金など、生活のなかで磨き上げられた数々の和道具は、使えば使うほど、生活に円熟した豊かさをもたらす。本書では、百種におよぶ和道具を紹介し、その使い方・作り方・歴史を解説する。消えかけた暮らしの道を辿ることによって、日本の生活が眩しげな光を放っていた旧きよき時代を見つめなおす。味わい深いイラストを交えながら綴る、暮らしをじっくり愉しむためのヒント。

目次

第1章 味わいを豊かにする道具(擂り鉢
お櫃 ほか)
第2章 料理を楽しくする道具(七輪
また板 ほか)
第3章 くつろぎを演出する道具(蚊帳
楊枝、歯ブラシ ほか)
第4章 便利で役立つ道具(爪きり
和鋏 ほか)
終章 職人の技と心

著作者プロフィール

遠藤ケイ

( えんどう・けい )

1944年生まれ。もの描き。四十年来、民俗学をテーマに、絵と文による執筆活動を続けている。取材先では、ときにはみずから仕事を手伝い、ともに酒を酌み交わし、その技量と境地に深く寄り添ってきた。主な著書に、『熊を殺すと雨が降る』(ちくま文庫)、『暮らしの和道具』(ちくま新書)、『男の民俗学』(小学館文庫)など多数ある。

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