岩田規久男
( いわた・きくお )1942生まれ。東京大学経済学部卒業、同大学院単位取得満期退学。学習院大学経済学部教授など経て、2013年4月から5年間日銀副総裁を務める。学習院大学名誉教授。専門は、金融論・都市経済学。深く確かな理論に裏づけられた、幅ひろく鋭い現状分析と政策提言はつねに各界の注目を集めている。
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相次ぐM&Aにより、「会社」をめぐる論議が高まっている。しかし、株式会社の本質からすると、それらの主張の中には感情が先走った誤解や論理的とはいえないものが少なくない。そもそも株式会社とは何か。本書は株主主権か従業員主権かの対立をめぐる問題点と日米の企業統治の差異を検証し、冷静に株式会社を考えるための土台を提供する。
序章 会社はだれのものか
第1章 アメリカ型企業統治
第2章 日本企業の行動と日本型企業統治
第3章 日本型企業統治の評価
第4章 従業員主権論とその問題点
第5章 株主主権とは何か
第6章 株主主権型企業統治の問題点とその改革
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