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ちくま新書

グローバル経済を学ぶ

定価

792

(10%税込)
ISBN

978-4-480-06363-2

Cコード

0233

整理番号

657

2007/05/07

判型

新書判

ページ数

240

解説

内容紹介

グローバル経済の拡大に取り残されつつあるといわれ続けてきたわが国の経済も、ようやく復調の兆しを見せ始めた。わたしたちは、改めてグローバル化する市場経済の現実を冷静に見つめなければならない。?f易、経常収支、為替レートなどの問題は、経済を理解するうえでの必須の基本事項である。本書では正しい国際経済学の見方を、グローバル経済の現実に即して解説する。

目次

第1章 グローバル経済の虚像と実像(グローバル経済を学ぶ意味
グローバリゼーションの光と陰
「グローバル資本主義の危機」は本当か)
第2章 貿易は何のためにあるのか(国際競争主義はなぜダメなのか
比較優位の考え方
貿易についての誤解を解く)
第3章 国際分業のグローバルな展開とその変貌(変貌する国際分業構造
国際貿易体制の過去と現在)
第4章 貿易黒字・赤字の正しい考え方(国際収支の見方
貿易不均衡はなぜ起きるのか
貿易黒字・赤字の誤解を解く)
第5章 「グローバル資本主義」の真実(国際通貨制度の過去と現実
国際通貨制度の行方)

著作者プロフィール

野口旭

( のぐち・あさひ )

1958年生まれ。東京大学経済学部卒。同大学院経済学研究課博士課程修了。現在、専修大学経済学部教授。専門は国際経済学。著書に『国際経済学――理論と現実』(共著、ナカニシヤ出版)、『誰にも聞けなかったニュースの経済』(日本経済新聞社)、『経済学を知らないエコノミストたち』(日本評論社)、『経済論戦――いまここにある危機の虚像と実像』(日本評論社)、『ゼロからわかる経済の基本』(講談社現代新書)、『エコノミストたちの歪んだ水晶玉――経済学は役立たずか』(東洋経済新報社)ほか。

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