loading...

ちくま新書

うつ病 

——まだ語られていない真実

定価

792

(10%税込)
ISBN

978-4-480-06394-6

Cコード

0211

整理番号

690

2007/11/05

判型

新書判

ページ数

240

解説

内容紹介

いまやうつ病は国民病、あるいは生活習慣病といってもいいほど一般的になった。だが、この疾患に対しては、軽症の場合でも経過を観察するだけでは不十分である。症状が進展すると、長期にわたる仕事からの脱落、さらに重症の場合は自殺へとつながってしまうからである。本書では、これまで一般に信じられてきたうつ病に関する診断や治療の誤りを正すとともに、患者および家族の指針となる臨床的な事実を提示する。

目次

序章 うつ病の刻印―ヘミングウェイ、最後の日々
第1章 死を招く病
第2章 うつ病の薬物療法
第3章 気分変調症(ディスサイミア)
第4章 うつ病は増えている
第5章 抗うつ薬は危険か?
第6章 自殺者の国

著作者プロフィール

岩波明

( いわなみ・あきら )

1959年、神奈川県生まれ。東京大学医学部医学科卒。医学博士、精神保健指定医。都立松沢病院、東大病院精神科などをへて、2012年より昭和大学医学部精神医学講座主任教授。2015年より昭和大学附属烏山病院長を兼任、ADHD専門外来を担当。精神疾患の認知機能障害、発達障害の臨床研究などを主な研究分野としている。著書に『うつ病』(ちくま新書)、『どこからが心の病ですか?』(ちくまプリマー新書)、『文豪はみんな、うつ』(幻冬舎新書)、『狂気という隣人』(新潮文庫)、『精神科医が読み解く 名作の中の病』(新潮社)、『発達障害と生きる』(講談社)などがある。

この本への感想

岩波先生の「うつ病」に対するスタンス自体に驚かされましたが、全て読み終え、導かれた「結論」に更に驚かされました。
たまたま私自身が昨今痛切に感じていた事と異口同音であったという事もありますが、ここまで考えていてくださった精神科医がいたという事に、新たな安心感を覚えました。

ありがとうございました。

中山  健

さん
update: 2008/01/30

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。

  • [*]は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
  • (ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
  • ※お寄せいただいたご意見・ご感想の著作権は小社へ帰属し、当ホームページや小社出版物に転載させていただく場合がございます。
  • ※ご意見・ご感想への返信はいたしておりません。ご了承ください。

「ちくま新書」でいま人気の本

いま話題の本